乳幼児健診
当院では、3ヵ月~4ヵ月、6ヵ月~7ヵ月、9ヵ月~10ヵ月、1歳を対象に「健康診査」を実施しています。
1歳6ヵ月、3歳は、高松市の集団健診になります。健診では、お子さまの発育や発達、疾患の早期発見など、健康状態を丁寧に確認します。
お子さまの成長過程で、不安に感じたり、悩んだりすることもあるかもしれません。健診は、お子さまの健やかな成長を支えるために大切な機会ですので、しっかり受診することをおすすめします。普段の生活で気になることや不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

乳幼児健診でチェックする項目
- 全身の診察
- 月齢・年齢に相当する発達のチェック
- 予防接種の進め方の相談
- 身長・体重・頭囲・胸囲の測定による発育のチェック
- 栄養・生活・事故防止の指導
- そのほかの相談
当日持参いただくもの
必ず持参いただくもの
- 母子手帳
- 市から届いた問診票(事前に記入)
- マイナンバーカード(健康保険証)
- 診察券
※お忘れになると受けられません。必ずすべてお持ちください。
必要な方は下記のものもご持参ください
- おむつ・タオル・着替え
- お薬手帳(お持ちの場合のみ)
- 他院での紹介状・検査結果
(初めて受診される方で、お持ちの場合のみ)
生後3ヵ月~1歳以降の健診
3ヵ月~4ヵ月健診
4ヵ月ごろになると、赤ちゃんは目線がしっかり合い、動くものを目で追うようになります。
また、あやすと声を出して笑うようになり、首がすわってきます。この時期は湿疹がよく出る月齢ですが、早期に保湿剤などで対処することが、アレルギーマーチ(アトピー性皮膚炎から食物アレルギー・気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎などへと続くアレルギーの連鎖)を予防するために重要だと考えられています。

6ヵ月~7ヵ月健診
この頃になると、赤ちゃんは周囲への反応が活発になり、人見知りを始めることがあります。
また、睡眠などの生活リズムも整い、移動できるようになり、さまざまな物に興味を持ち、何でもつかんで口に入れるようになります。そのため、誤飲などの事故が増えることがあります。
生後5ヵ月~6ヵ月から始める離乳食は進み具合に個人差がありますが、食べてくれないこともあります。少量でも構いませんので、早期からさまざまな食材を試すことが、食物アレルギーの発症予防に役立ちます。

9ヵ月~10ヵ月健診
この頃になると、つかまり立ちやつたい歩きができるようになり、人の動作をまねたり、大人の言葉を少しずつ理解したりします。そのため、表情も豊かになり、コミュニケーションが増えてきます。移動範囲が広がり、転倒や転落、誤飲、熱傷などの事故が増えるため、周囲の環境を確認することが大切です。
また、離乳食が進み、食物アレルギーが発症しやすくなる時期でもあります。アレルギー症状が現れた場合は、早めにご相談いただくことをおすすめします。

1歳健診
1歳ごろは、つかまり立ちやひとり歩きを始め、はいはいと歩行を行き来するなど、活発に体を動かす時期です。
「まんま」などの簡単な言葉を話したり、名前を呼ぶと振り向いたり、指差しや手振りで気持ちを伝えるなど、周囲とのやり取りも増えてきます。物をつかんで渡す、拍手をする、音楽に合わせて体を揺らすなど、しぐさや表情もますます豊かになります。
1歳健診では、このような発達の様子や生活リズムを一緒に確認し、食事や遊び方、毎日の過ごし方についてもアドバイスします。

1歳以降
高松市では、満1歳6ヵ月および満3歳のお子さまを対象に、各保健センターで小児科健診・歯科健診・栄養相談・心の相談・保健相談などを含む総合健康診査が行われています。
対象月齢のお子さまには、市から通知が郵送されます。
