当院で行う検査について

当院では、アレルギー性疾患の診療をはじめ、眼のスクリーニング検査やぜんそくの検査を行っています。アレルギー性疾患では、症状の原因を詳しく調べ、お子さまに合った治療を進めることを大切にしています。また、眼のスクリーニング検査では視力や眼の健康を確認し、異常の早期発見を目指しています。ぜんそくの検査では、呼吸機能を詳しく調べ、症状に応じた管理方法をご提案します。
お子さまの健やかな成長と発達を支えるため、当院では患者さま一人ひとりの立場に寄り添い、その状態に合った医療を提供します。

検査について

ぜんそく

ぜんそくは、夜間や早朝に起こる発作や、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴が特徴的な病気です。近年、小児ぜんそくの増加が指摘されており、発症は2歳~3歳ごろから見られることが多く、発症例の約9割が6歳以下で起こっています。
また、ライノウイルスやRSウイルスが発症に関与していることも報告されています。
小児ぜんそくの約7割は成長に伴い症状が消えるとされていますが、中には成人型ぜんそくに移行する場合もあるため、治療を怠らずに継続することが大切です。

ぜんそく
ぜんそくの検査

当院では、ぜんそくの検査に一酸化窒素ガス分析装置を使用しています。この装置では、呼気中の一酸化窒素濃度を測定することで、気道の炎症状態を詳しく評価できます。
お子さまでも使いやすい片手で持てるハンドルを使用し、吸ったり吐いたりする動作を行います。さらに、アニメーションで呼気流量を調節しながら検査を進めるため、無理なく検査を受けることができます。

ぜんそくの検査

お子さまの視力

物を見るときによく目を細めている、歩いているときにつまずく、見間違いが多いなどの様子がお子さまに見られた場合は、一度検査を受けることをおすすめします。早期に異常を発見し、適切なタイミングで治療を始めることで、お子さまの健やかな成長と発達をサポートできます。
視力障害はお子さまにとって身近で頻度の高い問題の一つです。親御さまの日常的な観察による小さな気づきが、お子さまの健康を守る大きな助けとなります。
普段の生活で気になる点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

お子さまの視力
眼のスクリーニング検査

当院では、眼のスクリーニング検査にスポットビジョンスクリーナーを採用しています。
この機器は6ヵ月の乳幼児から使用でき、数秒で視機能異常を確認できるため、検査の負担が少なくお子さまにもやさしい方法です。
乳幼児期は視力が発達途中にあるため、見えづらい状態が続くと弱視になる可能性が高くなります。視力の発達は6歳ごろまで続くため、気になるしぐさや目の動きがあれば、早めの検査をおすすめします。

ぜんそくの検査